東洋医学と鍼治療の観点から見る脱毛症

思春期の頃から発症が見られます、ホルモンの異常により発症すると言われます。症状は前頭部から頭頂部にかけてびまん性に脱毛したり、頭頂部が後退してゆくのが特徴です。

脱毛の初期は太くて長い毛が非常にたくさん抜けます。

進むと太くて長い毛がなくなり、細い軟毛になるため抜け毛は目立たなくなって来ます。

次第にうぶ毛くらいの短い軟毛だけとなり、光って地肌が見えるようになります。

発症の年齢は様々です。性別も男女関係なく発症します。

①単発性円形脱毛症

②多発性円形脱毛症

③多発融合性円形脱毛症

④全頭性円形脱毛症

円型脱毛症の中は全部抜けてしまう全頭型や全体に地図状に抜けてしまう重症の多発型などがあります。多発型の脱毛症は皮膚科の中でも扱いにくい病気の代表です。このような状態が数年間治らない場合は難治性円形脱毛症と診断されます。

思春期に男性ホルモンの分泌が活発になり、脂が多くなるために脱毛症となります。女性でも多く見られます。

脱毛すると、これ以上髪の毛を減らしたくないという気持ちからか、シャンプーをしなくなる方がおられます。もしくは、気にしすぎるあまり、リンスや整髪料などを多用してしまい、頭皮にゴミがたまりやすくなります。

脂漏性の方の場合はこれが原因で角質が取れフケが多くなるのですが、これを乾燥しやすいのと間違えてしまい、誤ったシャンプー剤の使用を行うことがあります。これにより、脱毛が進んでしまうこともあります。